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昨日の記事内容に続き、フィーナ姫の誕生日ネタ。
登場作品にて設定されている「好物」をプレゼントしようと考える
「桃」と「シュークリーム」が好物という設定なので
どちらかを・・・と思った。
その時「桃のシュークリーム」なるものはないものかと
調べたわけだが、俺ん家の近所には関係した商品を取り扱ってる
お店はないらしい。
無いなら・・・作るか! いや、しかしシュークリームなんて
作ったことないし、仕事からの帰宅後にお菓子作りとか
それこそ考えられん!
でも、まあ「手作り」というネタは良い。その考えを延長させながら
近場のコンビニへ行き、見つけたシュークリームを見て
思いついたネタが今回の話です。
【リース】
「何してるの?」
【フィーナ】
「あら、リース・・・いたのね。見て! 私の誕生日のお祝いに
聖也が手作りのシュークリームをプレゼントしてくれたの
大きくて美味しそうね!」
【リース】
「どうして食べないの?」
【フィーナ】
「せっかくの聖也のプレゼントよ
すぐに食べてしまっては、なんだか勿体なくって・・・
非常識な意見だけれど、食べても無くならない様に
できないものかしら」
【リース】
「そんな事なら、あるロストテクノロジーを使えば良い
ワタシからのフィーナへのプレゼント・・・」
【フィーナ】
「えっと・・・リース? 何か変わったかしら・・・
特に変化はないみたいだけれど」
【リース】
「5分ごとに倍になる・・・
始めの5分で、1つが2つになる・・・次の5分で2つが4つになる」
【フィーナ】
「そろそろ・・・5分経つわね」
【リース】
「増えた」
【フィーナ】
「凄いわリース!!
これなら満足いくまで食べ続けられるわね」
【リース】
「もう5分待ったら、ワタシも食べたい・・・」
【フィーナ】
「ええ、一緒に召し上がりましょう」
【リース】
「まだ食べるの?
もう、お腹いっぱい・・・ご馳走様!」
【フィーナ】
「私は、もう少し頂くわ! 聖也の手作りシュークリーム
どうだったかしら?」
【リース】
「まあまあ・・・それじゃ」
【フィーナ】
「また増えた! これは本当に、すばらしいわ~
うーん、美味しい!!」
【フィーナ】
「ん・・・んん~、ちょっと休憩してから・・・また頂きましょう」
【フィーナ】
「良かったら麻衣もシュークリームいかがかしら?」
【麻衣】
「ああ、これってお兄ちゃんがフィーナさんへプレゼントするのに
作ってたシュークリーム!?
お兄ちゃんったら、こんなにたくさん作ってたんだ!」
【フィーナ】
「え・・・ええ、だから皆にも食べてもらおうと思って」
【麻衣】
「ありがとう! いただきま~す」
【女の子】
「麻衣~、おまたせ~」
【麻衣】
「あ、そうだ! 友達と駅前に行く約束してたんだ
後はフィーナさんが食べてね! それじゃ」
【フィーナ】
「ちょ、ちょっと・・・麻衣!」
【フィーナ】
「こうなったら最後の手段ね」
【エステル】
「フィーナ様が、私にシュークリームを・・・ですか!」
【瑛里華】
「食べ放題なんて、凄いわね!」
【シンシア】
「行く! 行く~」
【フィーナ】
「(これなら・・・きっと)」
【フィーナ】
「!?(また増えてる)」
【エステル】
「たくさんありますね~」
【瑛里華】
「美味しそ~!」
【シンシア】
「頂きまーす!」
【フィーナ】
「とくかく・・・どんどん召し上がってくださいね」
【シンシア】
「体中が甘くなっちゃうわね」
【エステル】
「もう・・・これ以上、入りません」
【フィーナ】
「皆さん、後1つ! がんばってください!」
【瑛里華】
「フィーナ様、後はどうぞ!」
【聖也】
「ただいま~!」
【フィーナ】
「せ、聖也・・・助けて!」
【聖也】
「うわっ! こ、これはどんな事態だよ!?」
【フィーナ】
「早く・・・食べないと・・・月と地球が・・・」
【リース】
「お祝いにフィーナの願い、叶えた」
【聖也】
「なるほど、それで俺が作ったシュークリームが
あんなにたくさん増えてたのかぁ」
【フィーナ】
「ちょっと調子にのり過ぎたわ・・・ごめんなさい」
【聖也】
「まあ、なんとか食べきったから大事にならなかったんだし・・・
フィーナに大好評だったようだからいろんな意味で一安心だな!」
【リース】
「ワタシも・・・このロストテクノロジーを甘く考えてた」
【聖也】
「ははは・・・今度から気をつけないとな!
ところで、あれで増えるシュークリームは
1時間だと、どのくらい増えるんだ?」
【リース】
「4,096個」
【聖也】
「な、なんだって!?」
【フィーナ】
「5分ごとに2倍になるのだから・・・
2時間も経つと16,777,216個になってしまうのね」
【聖也】
「お、恐ろしい・・・な。増え続ければ1日で地球は
シュークリームで覆いつくされてしまうな」
【聖也】
「甘いもの食べ過ぎて何か飲みたくなってきたな」
【フィーナ】
「私がお茶を淹れるわ」
【聖也】
「それじゃ、一緒に台所に行くか」
【フィーナ】
「ええ」
【リース】
「!!」
参考作品「ドラえもん / バイバイン」